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10年間で変わったものと言えば、あとはインフルエンザでお馴染みの迅速診断キットです。左から当院で使っているアデノウイルス迅速診断キット、インフルエンザ診断キット、A群β溶連菌抗原キット、RSウィルス溶連菌の診断キットです。これらの診断キットにより、スピーディーに病気を判定し、患者さんへの負荷を軽減し、院内感染や2次感染等の感染拡大を防げるようになりました。これらはさらに進化していって、いろいろな感染症の迅速診断がその場でできるようになることと思われます。






左から、通常タイプ、膜ベル切り替えタイプ、電子タイプの聴診器。
次は、聴診器です。お医者さんのトレードマークにもなってるぐらい、医者といえば聴診器は欠かせないものです。ましてや身体の中で起こっていることをいろいろな診察から推測して調べる内科医にとっては、聴診器はとても大事なものです。一番右のタイプはこのところどんどん新型のものが出てきている電子聴診器で、うるさいところで 診察している時や心臓の音が聞こえにくいときに音量を大きくすることができる優れものです。ただ高性能なんだけど、やっぱりマイクを通した音のように聞こえてしまって、ちょっと違和感があるのと、やっぱり通常の聴診器よりは重たいので落として壊してしまう心配があるのが難点です。実は聴診器には膜とベルといって、裏と表で使い方がちょっと違います。こちら(ベル面)の方が 高い音を聞いてこちら(膜面)の方が低い音を聞きとるために使います。この音の微妙な違いで心臓や肺の音を聞き分けるんですが、こちら真ん中の聴診器は当て方によって膜にもなるしベルにもなる聴診器です。

最新型の聴診器には、なんと録音も出来、wi-fi(無線LAN)で飛ばすことで、同時に数人で聴けるというものもあるそうです。凄いですね・・・

これが松村医院に最近導入された機械で、エコーになります。ポケットエコーと言って簡易型のエコーなんですが、携帯できるので特に在宅診療の際など重宝しています。実は湾岸戦争のときに、戦場で使うために開発が進んだものらしいですが、在宅診療などあまり多くの道具を持ち運べない時でもコンパクトで使えるのでとても便利ですね。

松村医院でよく使うのは、高齢の方で、ときどきおしっこが出なくなることがあるんですが、ちゃんとおしっこが膀胱に溜まっているかどうか視るのに使います。往診で昨日からおしっこが出ないんですと言われた時に、体の具合が悪くなっておしっこが作られていないのか、膀胱で溜まっていて出口がふさがって出ないのかをこのポケットエコーで診れば一発でわかります。もし塞がって出ないのであれば、管を入れれば出すことできますし、そうでないなら、その他の原因が考えられますので対処方法が異なってきます。あと胆石とか盲腸とか、首のまわりでぐりぐりが腫れている時にそれがリンパ節なのか耳下腺なのかを診る時などにも使います。やっぱり小さいのでふつうの超音波の機械よりは見えにくいんですが…

医療今昔物語の前半1回目は、このような医療のハード面での変化を見てきましたが、後半は衛生面やソフト面での変化を探っていきたいと思っています。

(次回は、引き続き、医療今昔の衛生面やソフト編を予定しています。)